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せっかくなので、当店でのベタの管理方法をご紹介します。
写真通り、1〜2リットル程度の小さい容器で管理しているので、水換えは週2回行なっています。
基本的に全換水です。水槽での飼育に慣れている方は乱暴に感じますよね?
水槽に濾過器をつけて飼育する場合、週1回1/3程度の水換えが基本です。
これは水中に定着した濾過バクテリアを残すのと、水質の急変を避ける為です。
ですが、小さい容器で濾過器もない場合、バクテリアによる濾過はまず追いつきません。
私の場合、ベタが痩せないよう、毎日2回しっかりと餌をあげるので尚更です。
このような場合は、全換水でアンモニア等の悪い物質を外に出した方が調子良く飼育できます。
週2回欠かさず水換えをしていれば、常に新しい水ですから、水質の変化もあまりありません。
新しい水にはカルキ抜きを使うのはもちろん、水温にも気をつけます。元の水と同じか、若干高めの水温にしています。
また、問屋さんの水には塩が入っていることが多いのですが、入荷してお店の水槽に入れるとき、急激に塩分を抜いてしまうと弱ってしまうことがあります。
それを避けるため、入荷直後は塩分濃度0.25%の水を用意しています。
一般的な塩水浴の濃度は0.5%ですから、その半分ですね。
2回目以降の水換えでは様子を見ながら、塩を減らしたり、入れなかったりします。
常に0.5%の塩水でも、概ね調子良く管理できるのですが、お客様の水槽で塩分0の環境になったときに弱ってしまう可能性があるので、このような方法を取っています。
さらに、こういったものも容器に入れています。
リバースの「吸着ろ過材forベタ」です。
有害なアンモニアを吸着してくれる為、水質の悪化がかなり抑えられます。
こちらの製品はベタに最適化され、さらに使いやすい量、パッケージになっていますが、複数飼いで容器がたくさんある場合は、リバースグレインフレッシュをバラして使ってもいいですね。
当店では「吸着ろ過材forベタ」が発売される前からこちらの商品を使っています。
以上、色々試行錯誤した結果、私が現在行なっているベタの管理方法でした。
過去にはマジックリーフを使って作ったブラックウォーターに塩を加え、常にエアレーションをかけた溜め水を用意したりもしました。
その水を使って管理したところ、ベタの調子は非常に良く、水換えの回数も減らせたのですが、お客様から立て続けに「水が濁ってるけど大丈夫ですか?」とお尋ねされたので、やめました。
たしかに、透明な水で綺麗に観賞するのも大事ですね。
ワイルドベタなどの飼育で、現地の雰囲気を味わいたい方にはおすすめです。
最後になりますが、これはあくまで私がお店で採用している管理方法です。
冒頭で述べた通り、水量に余裕がある水槽で飼育する場合は、オーソドックスに週1回1/3換水で管理した方が良いと思います。
また、ブリーダーさんの中には小さい容器でほとんど換水せず、それでも調子良く飼育できているという方もいらっしゃいます。
それぞれの水槽の環境や、飼い主の皆さんのライフスタイルに合った管理方法を見つけることが、ベタに限らず、生き物を元気に飼う一番のコツではないかと思います。
ですから、店頭でなんでもお気軽にご相談ください。
ベタにとって、皆さんにとって、一番良い飼育方法を考えましょう。
皆様のご来店をお待ちしております。
上野
※追記:アクアスタイル最新号が入荷しております。ベタ特集です。