こんにちは、店長の上野です。
“石組チャレンジ@アクアテイク-E”2021年8月の題材は龍王石です。
一人目の挑戦者をご紹介します。
一人目の挑戦者をご紹介します。
正面図
上から
お名前(匿名、ハンドルネーム可):山本薫 様
挑戦者からのコメント:
「いつも石を多く使っているので今回は少なくしました。難しいです……。」
☆講評、アドバイス(武江、上野)
上野「8月のトップバッターは石組チャレンジ常連、山本さんです」
武江「山本さん、いつもありがとうございます」
上野「それでは早速講評に入りましょう。コメントにある通り、いつもより少ない石で挑戦してくださいましたが……」
武江「基本的に石の数が少ない方が難易度が上がるね」
上野「石の選択や配置、角度に誤魔化しが効きませんからね。さて、今回の石組は、メインとなる大小の石を向かい合わせるように配置した、所謂“夫婦岩”風の石組ですが、いかがでしょう?」
武江「山本さん、いつもありがとうございます」
上野「それでは早速講評に入りましょう。コメントにある通り、いつもより少ない石で挑戦してくださいましたが……」
武江「基本的に石の数が少ない方が難易度が上がるね」
上野「石の選択や配置、角度に誤魔化しが効きませんからね。さて、今回の石組は、メインとなる大小の石を向かい合わせるように配置した、所謂“夫婦岩”風の石組ですが、いかがでしょう?」
上野「たしかに。社長、どのように修正したらいいでしょうか?」
武江「メインの2つの組み方はそのままに、右側にスライドさせちゃおう。それで、右手前の小さい石を左手前に移動したら、全体のバランスがグッと良くなるんじゃないかな」
武江「メインの2つの組み方はそのままに、右側にスライドさせちゃおう。それで、右手前の小さい石を左手前に移動したら、全体のバランスがグッと良くなるんじゃないかな」
上野「なるほど。雑なコラージュで恐縮ですが、簡単に修正案を作ってみました」
武江「うん、こっちの方がいいね」
上野「石を増やしてもいいのですが、今回の山本さんのコンセプトを尊重して、3個で作るならこういった感じでしょうか。……社長、今回の石組の良い点は?」
武江「最初に言った通り、メイン2個の角度、配置がいいね!」
上野「右側の親石は少し立ちすぎな気もしますが……」
武江「でも、これ以上角度を下げると、水槽サイズに対して高さが足りなくなっちゃう。この水槽でこの石を親に使うなら、このくらいでいいんじゃないかな。これ以上寝かせると、上が空きすぎな印象になる」
上野「なるほど。使える石も時間も限られた石組チャレンジですから、どうしても納得のいかない部分が出てくると思います。その中で、優先順位を決めて、できるだけ全体が美しく見えるようにする、ということですね。今回でいうと、親石単体が最も綺麗に見える傾きよりよりも、全体のシルエットを優先した、と。それがこの石組における“良い角度”ということですね」
武江「そういうこと」
上野「ところで、社長は完璧に納得のいく石組を作ったことってありますか? 私はないんですけど」
武江「ないない(笑)」
上野「この道50年の社長でもそうですか(笑) 日々勉強ですね! ……話が逸れてしまいましたが、副石の角度もいいですよね。向かい合う親石との間隔がギリギリなので、もう少し離してもいいとは思いますけど。くっつけちゃうのはタブーなんですよね?」
武江「うん。一つの石に見せるために複数の石をくっつけて使うのはありなんだけど、それぞれ独立した二つの塊がくっついてしまったり、輪郭が被ってしまうのはよくない。今回はくっついてはいないし、このままでもいいんじゃないかな」
上野「実は、山本さんから“本当はもう少し隙間を空けたかったけど、石の角度がおかしくなるのでやめた”と伺っています。先ほどの話にあった“優先順位を決めて~”というやつですね!」
武江「この部分に関しては、それが功を奏しているね。繰り返しになるけど、親石と副石の組み方、いいと思います」
上野「そのあたりは流石、常連チャレンジャーですね! 次回もよろしくお願いします。では、講評はこのくらいにして、最後に記念写真をご紹介」
上野「右側の親石は少し立ちすぎな気もしますが……」
武江「でも、これ以上角度を下げると、水槽サイズに対して高さが足りなくなっちゃう。この水槽でこの石を親に使うなら、このくらいでいいんじゃないかな。これ以上寝かせると、上が空きすぎな印象になる」
上野「なるほど。使える石も時間も限られた石組チャレンジですから、どうしても納得のいかない部分が出てくると思います。その中で、優先順位を決めて、できるだけ全体が美しく見えるようにする、ということですね。今回でいうと、親石単体が最も綺麗に見える傾きよりよりも、全体のシルエットを優先した、と。それがこの石組における“良い角度”ということですね」
武江「そういうこと」
上野「ところで、社長は完璧に納得のいく石組を作ったことってありますか? 私はないんですけど」
武江「ないない(笑)」
上野「この道50年の社長でもそうですか(笑) 日々勉強ですね! ……話が逸れてしまいましたが、副石の角度もいいですよね。向かい合う親石との間隔がギリギリなので、もう少し離してもいいとは思いますけど。くっつけちゃうのはタブーなんですよね?」
武江「うん。一つの石に見せるために複数の石をくっつけて使うのはありなんだけど、それぞれ独立した二つの塊がくっついてしまったり、輪郭が被ってしまうのはよくない。今回はくっついてはいないし、このままでもいいんじゃないかな」
上野「実は、山本さんから“本当はもう少し隙間を空けたかったけど、石の角度がおかしくなるのでやめた”と伺っています。先ほどの話にあった“優先順位を決めて~”というやつですね!」
武江「この部分に関しては、それが功を奏しているね。繰り返しになるけど、親石と副石の組み方、いいと思います」
上野「そのあたりは流石、常連チャレンジャーですね! 次回もよろしくお願いします。では、講評はこのくらいにして、最後に記念写真をご紹介」
☆8月の石は龍王石です。
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