台風が来ると停電になる可能性がありますが、水槽周りの機材が機能停止してしまうのは頭が痛い問題です。
真冬ではないので、ヒーターが切れても直ちに影響はないかと思いますが、ろ過機やエアーポンプが止まってしまうと、酸欠や水質悪化を招く恐れがあります。
そこで、今回は充電式のエアーポンプをご紹介します。
OXY-1400 45㎝以下水槽向け(1口) 約12時間可動、インターバルなら約24時間可動
OXY-2800 90㎝以下水槽向け(2口) 約8時間可動、インターバルなら約16時間可動
乾電池不要の充電式エアーポンプです。USB電源があれば車でも充電できます。
10秒おきでON/OFFを繰り返すインターバルモードを搭載していて、長時間可動します。一晩程度の停電なら対応できるでしょう。
その他、停電時の酸欠対策として有効なのは「水換え」です。停電が長期間続き、酸欠の症状や水の白濁が見られるようでしたら、様子を見ながら1/3~1/2程度水換えしましょう。お湯が出るようでしたら、水温を飼育水に合わせてください。
また、外部フィルターを使っている場合は、ろ過槽に水を入れたままだとバクテリアが酸欠で死んでしまいます。長時間停電が続く場合は水を抜いてしまいましょう。
保温に関しては、水槽を発泡スチロール、段ボール、新聞紙などで巻くことで、水温の変化を緩やかにできます。
ところで、私の実家は千葉の外房にあるのですが、前回の台風では3日間停電し、電話も繋がりませんでした。93歳の祖母が熱中症になりかけたそうで、今回も心配です。
水槽周りの停電対策をお話してまいりましたが、もちろん、飼い主の皆様が無事であることが大前提です。何事もなく過ぎ去ってくれることを祈りつつ、台風が来る前に安全対策をしておきましょう。
上野