2022年12月12日月曜日

【第12回】2022年12月“石組チャレンジ@アクアテイク-E”エントリーNO.2

 こんにちは、店長の上野です。

第12回・石組チャレンジ@アクアテイク-Eの講評記事です。

“石組チャレンジ@アクアテイク-E”2022年12月の題材は山水石!
2人目の挑戦者をご紹介します!

正面図

上から

お名前(匿名、ハンドルネーム可):70 

挑戦者からのコメント:
「テーマは“冬の東尋坊”です。山水石の割れ目を柱状節理に見立てて組みました。三連覇したいです!!」

☆講評、アドバイス(武江、上野)

上野「さぁ、二連覇中の70さんの挑戦です。……社長、困りましたね

武江「困ったなぁ……」

上野「本当に三連覇しそうな出来の良さですよ……」

武江「うん。いや、別にいいんだけどね、もちろん(笑)」

上野「もちろん、純粋に石組の出来で評価しますからね、我々は。でも、他の挑戦者の優勝を見たいという気持ちもあります。皆様、頑張って70さんの三連覇を阻んでください!」

武江「一人目のやまちさんの石組も良い出来だったし、今回もハイレベルな戦いになりそうだね。……さぁ、講評に入ろうか


上野「まず、親石の角度がとてもいいですね。周りに添えられた石たちも違和感なく調和しています」

武江「そうだね。あと、目を引くのはメインの石3つ、それぞれの角度の絶妙さ。平行はタブーなんだけど、バラバラになりすぎてもおかしい。70さんは今回、ちょうどいい角度で組んでくれたね」

上野「この手の石組、本当に角度がシビアで難しいんですよね。私から補足させてもらうと、左側の2つの石の見せ方も絶妙です。前後に石を並べるとき、上手く置かないとそれぞれのシルエットが被って奥行き感が損なわれます」

武江「今回の70さんの石組は立体感があるね」

上野「陰影を上手く活かしているんですよね。手前の石は表情豊かな背中がよく見えるように光が当たっています。対して、奥の石は影が色濃く落ちています。このコントラストが奥行き感を演出しているわけですね。この濃い陰影は山水石の特徴の一つですが、まさにそれを活かした石組と言えるでしょう」

武江「影が濃いと表情が見えなくなるから、難しい石だと思うんだけど、上手く使ってくれたね。奥行き感に関しては、底床を盛っているのも効いてるよ」


上野「ここまでべた褒めですが、社長、今回指摘する点は?」

武江「些末なことを重箱の隅をつつくように指摘しても仕方ないし、70さんにはこの調子で腕を磨いてもらおう」

上野「そうですね! それでは最後に記念写真をご紹介。指を3本立てて、三連覇宣言ですね!」


武江「70さん、ありがとうございました! 他の挑戦者の皆様、頑張って三連覇を止めてください(笑)」


☆12月の石は山水石です。
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