2018年12月23日日曜日

小型冷却・加温兼用装置「TEGARU」を使ってみました

皆さんこんにちは、アクアテイク-E・店長の上野です。
今日はゼンスイの小型冷却・加温兼用装置「TEGARU」をご紹介したいと思います。


ゼンスイは水槽用クーラーの老舗メーカーです。
ですから「冬にクーラーの紹介?」と思われた方、いらっしゃいますよね?
ところが、今回紹介するTEGARUは冷却だけではなく加温もできる、オールシーズン対応の優れものなのです!


でも、こんなコンパクトサイズで本当に温まるのか、不安ですよね?
というわけで、実際に店頭の水槽で使用し、レポートすることにしました。


とはいえ、店内は常にエアコンが稼働していますから、TEGARUを使うまでもなく水温25度前後を保っています。
そこで、リセット予定の水槽から生体を避難させ、冷たい水道水で満たしました。
かなり結露していますねぇ。


0.5度刻みのプロ用・超精密二重管温度計で計測。だいたい17.5度と18.0度の間くらい。


TEGARU本体の表示は18度。
1度刻みの表示で、小数点以下は四捨五入されるので、精密水温計と合致。なかなかやりますね。
ちなみに、ここで実際の水温とズレがあった場合は、調整することができます。

さて、実験結果の前に、今回使用した水槽とフィルターのデータを。

水槽:36×22×26(センチ)  19L
フィルター:スーパージェットフィルターES150
容量1.5L、流量3.5L/分

TEGARUの適合水槽は45センチまで、適合循環流量は1.5〜8.5L/分ですから、どちらも範囲内です。




今回は設定温度を26度にし、15分ごとに水温を計りました。



15分経過時点。いきなり2度も上がりました。
これは期待できそうです。



30分経過。21度。



45分経過。23度。



1時間後。設定の26度に到達しました!



全体像。結露もすっかり消えました。

※今回の実験ではキャビネットの中に収納しましたが、本体の前後はそれぞれ20センチのスペースを取ることが推奨されています。
今回は加温の為、大きな影響はありませんでしたが、冷却の場合は著しく効率が下がるだけではなく、機械の寿命を縮めることになりますから、メーカーの推奨に従いましょう。

以下、使用した上での感想です。
室温が高く、適合水量に余裕を持った水槽サイズとはいえ、1時間で8度上げられるのは、なかなか優秀ではないでしょうか。
外部フィルターに接続する都合上、どうしても流量は落ちるので、ワンサイズ大きいフィルターにしてもいいかもしれません。
作動音もあまりうるさくありません。気になる方は店頭でご確認ください。
一番のメリットはやはり「水槽内にヒーターが入らない」ということに尽きると思います。
特に今回のような石組レイアウトはヒーターを隠すことに苦心します。
小型水槽だと、なおさらヒーターが目立ってしまいますし。

45センチ以下の水槽をお持ちの皆様、保温器具の選択肢のひとつとして、ゼンスイのTEGARUはいかがでしょうか?


さらに、ゼンスイでは1/15まで「冬のぽかぽかキャンペーン」を実施しております。
この機会に是非、ご検討ください。
引き続き店頭にて稼働させておりますので、実際にご覧いただいて、気になる点はお気軽にご質問ください。

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