2022年10月9日日曜日

【第11回】2022年8月“石組チャレンジ@アクアテイク-E”エントリーNO.5

 こんにちは、店長の上野です。

第11回・石組チャレンジ@アクアテイク-Eの講評記事です。

“石組チャレンジ@アクアテイク-E”2022年8月の題材は黄虎石!
5人目の挑戦者をご紹介します!

正面図

上から

お名前(匿名、ハンドルネーム可):青木あや 

挑戦者からのコメント:
「夫婦岩に初チャレンジしてみました!」

☆講評、アドバイス(武江、上野)

上野「5人目の挑戦者は青木あやさんです。ご本名で挑戦されているので触れてしまいますが、IAPLC2022、49位おめでとうございました! 私は51位だったので、負けてしまいましたねぇ

https://iaplc.com/gallery/jp/index?page=2

武江「龍王石の石組でね。おめでとうございます!」

上野「有茎草もたくさん入ったレイアウトで、とてもよかったです。……社長は30位でしたね、同じ龍王石の石組で。グロッソの成長がちょっとアレでしたけど、今年は社長に負けたので、従順でいたいと思います」

武江「その言い方がもう従順じゃないだろ(笑)」

上野「……前置きが長くなってしまいましたが、講評に入りましょう」

武江「夫婦岩か。ADAの水景クリエイター、内田くんが得意とするスタイルだね」

上野「まさに、銀座のADAラボで行われたうっちーのセミナーを受けて刺激を受けたそうです」

武江「うっちーって、お前馴れ馴れしいな!(笑)」

上野「社長だって“内田くん”呼びじゃないですか! ……いや、内田成さん、話しやすい好青年なので、つい。おっと、今回脇道が多いですね

武江「……講評しようか。夫婦岩ね、天野さんはやったことがないスタイルだね


上野「あえてシンメトリー(左右対称)な石の置き方をする構図ですね。ADAの記事もどうぞ」

石組「考」 内田 成 × 井上大輔

武江「ネイチャーアクアリウムの基本としては、左右対称はタブーだけど、新しいスタイルで、ということだろうね」

上野「もちろん鏡写しのように中央で完全に左右対称というわけではなく、全体の左右比としては3:2の比率になっています。内田さんがいう“シンメトリー”というのは、あくまで向かい合う大きな2つの石の置き方を指しているのだと思います。……といったようなことを踏まえて青木さんの石組を講評していきましょう。……うーん、夫婦岩というコンセプトを考えるなら、メインの2つの石はもうちょっと質感を揃えた方がいいと思います」

武江「そうだね。あと、そういうコンセプトなのはわかるけど、俺はやっぱり右側の石が大きすぎる気がするなぁ。もうちょっと小さくてもいいんじゃない?」

上野「私が思うに、メインの石の大きさもそうなんですけど、右側はギュッと詰まったように配石しているのに対し、左側は底床が見えるくらい隙間を空けた組み方をしているのが、左側を軽く、右側を重く見せている原因でしょう」

武江「そうそう。左側の方が石を置く面積を多くとっているのに、スカスカに見えるからバランスが悪い」

上野「青木さんの意図もわかるんですけどね。あえて空間を多めにとることによって、開放感と遠近感を強調したいのだと思います。実際、このスペースに下草が這って緑色が入ったら、石の茶色とのコントラストもはっきりして見映えすると思います。でも、そうなると緑が入る余地がない右側がより一層重く見えてしまうはずです」

武江「そうだね。全体のバランスを考えるなら、左側に石を足すか、もしくは右側のボリュームを控えめにした方がいいだろうね」


上野「……ここまで色々と指摘してきましたが、左右それぞれの石の組み方は本当にお上手なんですよ。ただ、左右で別のレイアウトになってしまっている印象を受けます。夫婦岩というコンセプトを考えても、もうちょっと組み方や質感を統一した方がいいかと思います。……まぁ、偉そうに言っても私、今年のIAPLCの順位負けてるんですけどね!」

武江「(笑)」

上野「では、講評はこのくらいにして、記念写真をご紹介します」


武江「青木さん、ありがとうございました!」


☆8月の石は黄虎石です。
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【第13回】2023年11月“石組チャレンジ@アクアテイク-E”エントリーNO.13

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