2019年3月16日土曜日

アクアテイク-Eオリジナル液肥「ワンダーグリーン」入荷しました

こんばんは、店長の上野です。
先日欠品をお知らせしたオリジナル液肥「ワンダーグリーン」ですが、予定よりも早く入荷いたしました。



プッシュボトル入りで1,800円です。
容器はどれにするか検討中の為、複数種類ありますが内容量は同じ500mlです。

ワンダーグリーン水草用の液体栄養剤です。植物の育成に必要な窒素、カリウム、リンの三大栄養素と、各種微量元素が最適なバランスで配合されています。
この商品の最大の特徴はコケが出にくいことです。液体肥料は即効性がある反面、コケが出やすくなる場合があります。ですが、
ワンダーグリーンは水草を元気に育てつつ、コケには栄養が回りにくくなるよう成分が調整されています。
園芸用品やメーカー品業務用の詰め替えではなく、当店専用に作ってもらっているこだわりの商品です。
「水草用栄養剤は種類が色々あってよくわからない」という方はまずはこちらの商品をお試しください。


私が去年世界水草レイアウトコンテストに出品した1200水槽には、このワンダーグリーンを毎日規定量添加しています。
(最初はADAのブライティシリーズ各種を添加していたのですが、途中で切り替えました)

ただし、大規模なトリミングをした直後は添加を控えます。トリミング直後の弱った水草は肥料分を上手く吸収できず、コケの原因になってしまうからです。2〜3日は全く添加せず、その後は水草の様子を見ながら添加量を調整します。
そして、新芽が出揃いはじめたら規定量に戻します。このくらいから一気に水草が勢いづき、たくさんの栄養が必要になりますから、しっかり添加しましょう。
他には、水草の状態から不足している栄養素を見極めて、ADAのブライティシリーズを使い分けています。その辺りの詳しい話はまた別の機会に。
「どの栄養素が不足しているのかわからない」という方は、多め
の水換えをしてから、ワンダーグリーンのような総合肥料を添加するのが手っ取り早いです。水換えによって余分な栄養素を取り除き、一度フラットな状態にしてから、総合肥料でバランスを整える方法です。
また、クリプトコリネ等の水質急変を嫌う種類を除き、ほとんどの水草は水換えをこまめにした方が調子が良くなります。
ただし、入っている魚の種類によってはこの方法は使えません。例えば、私の水槽にはこなれた水を好むワイルドのカージナルテトラが泳いでいるので、多量の水換えは避けています。
ちょうどトリミング前後の写真が残っていたのでご紹介します。


トリミング前。少しトリミングをサボってしまったため、ボサボサ。


3/3(日)トリミング直後。バッサリとカット。

3/16(土)現在の様子。
結構大胆にカットしましたが、しっかりと復活していますね。来週あたりが見頃になるはずです。
ソイルの使用が定着してから、水草の育成は格段に簡単になりました。ソイルは必要な肥料分を水草に与えつつ、適した水質に整えてくれるからです。
その一方で、液肥の使用率は減っているように感じます。確かに、栄養がたっぷり詰まったソイルを使えば、液肥を使わなくても大体3ヶ月程度は水草を元気に育てられます。
それどころか、立ち上げ初期に液肥を添加すると栄養過多に陥り、コケの大量発生を招く恐れがあります。そのイメージから「液肥=コケの原因」と敬遠されることすらあるようです。
ですが、ソイルの肥料切れは必ず訪れます。底床肥料を追肥するのも有効なのですが、その多くはじわじわ効果が表れる遅効性です。特に成長が早く、栄養の要求量が多い有茎草には、速効性の液肥を上手く使う必要があります。
適切な使い方をすれば、液肥はコケの原因にはなりません。むしろ、水草の成長を促進させることによって、コケの発生を抑えることができます。
液肥の使い方をマスターして、より色鮮やかで、肉厚な葉っぱの、密な茂みを作り上げましょう! そして「ソイルの栄養が切れたからリセット」ではなく、長期維持を目指しましょう!
ちなみに、ご紹介した1200水槽は2017年12月に立ち上げたものですが、手入れを怠らなければまだまだ維持できそうです。

……というわけで、オリジナル液肥「ワンダーグリーン」入荷のお知らせでした。
皆様のご来店をお待ちしております。

上野

2024.3.15(金)入荷情報

 3/15(金)の入荷情報です。 コンゴ便が来た! と喜び勇んで仕入れに行ったのですが、なぜかコンゴ便以外のものをたくさん掬ってきました(笑) 上質な国産ドイツイエローグッピーも入荷しています。 水草はレッドカボンバやブリクサ・ジャポニカ、斑入りのハイグロフィラ・コリンボサ等々。...