こんにちは、店長の上野です。9月の石組チャレンジ@アクアテイク-E、4人目の挑戦者をご紹介します。
正面図
上から
お名前(匿名、ハンドルネーム可):タッツー 様
挑戦者からのコメント:
「山水石のとんがった形を生かせるようにがんばりました。3か月連続で参加させてもらって楽しかったです。是非次回もよろしくです。」
☆講評、アドバイス(武江、上野)
上野「さぁ、今回の石組はどうでしょうか! 今月の題材は少し難易度の高い山水石ですが、上手くまとめてくれました」
武江「どんどん上手くなってるね。ただ、あえて厳しいことを言わせてもらうと、左奥の石はいらないかな。これがあることによって、奥側の石が4個、偶数になっちゃう」
上野「手前側と合わせると奇数の7個ですけど、ダメなんですか?」
武江「そうなんだけど、やっぱり奥側の立てた石、この一続きが4つになってると、バランスが悪く見えちゃうんだよ。言葉で説明するのが難しいんだけど、パッと見たときに、下の寝かせた石3つはあんまり印象に残らず、まず立てた石4つが目に入るからかな」
上野「わかるような、わからないような……」
武江「実は俺も昔、天野さんに同じ理由でさんざん怒られたからね(笑)」
※ADA創始者、故・天野尚氏
上野「それを言われたら、私は何も言えませんよ(笑) ……ただ、杓子定規に決まり事を守るのではなく、その決まり事がなぜ生まれたのか、どのようにレイアウトを美しくする効果があるのか理解して組まないといけない、ということですね」
武江「ずいぶん大げさな話になってきたけど、まぁ、そんな感じじゃないかな(笑)」
上野「……タッツーさんの石組に話を戻しましょう。具体的にどう修正したらいいでしょうか?」
武江「左奥の石をどかして、左手前の石を奥に寄せるとバランスが良くなるね」
上野「なるほど。中央手前の石、表情が乏しいのも相まって「なんとなく置いた」感じが出てしまっていますが、これはどうでしょうか?」
武江「そうだね、他に良い石があれば変えた方がいい。……ただ、色々言ったけど、全体的にみて、なかなか良い石組だと思うよ」
上野「愛の鞭ですね! 天野さんが社長にしたみたいに」
武江「天野さんと俺はとても一緒にできないけどね(笑)」
上野「……それではこのあたりで、講評を終えたいと思います。最後に記念写真をご紹介」
武江「タッツーさん、挑戦ありがとうございました」