2021年4月21日水曜日

2021年4月“石組チャレンジ@アクアテイク-E”エントリーNO.3

  こんにちは、店長の上野です。

“石組チャレンジ@アクアテイク-E”2021年4月の題材は黄虎石です。
3人目の挑戦者をご紹介します。

正面図

上から

お名前(匿名、ハンドルネーム可):山本 薫 

挑戦者からのコメント:
「難しかったです😭」

☆講評、アドバイス(武江、上野、川島)

上野「さぁ、前回の優勝者、山本さんです! ……が、今回はどうやら苦戦されたようで。さっそく講評に入りましょう」

武江「うーん、左右対称だね。これまでの講評記事でも言及してるけど、左右対称は基本的にタブー」

川島「人工的で不自然な印象を与えるからですね」

武江「そう。あとは安定しすぎて緊張感に欠ける。黄金比に近い3:2の比率で組むのが基本だね」

上野「やりたいことはすごくよくわかるんですけどね。3本の道があって、遠近感を強調したいんだな、って」

武江「うん」

上野「ただ、左右対称であることも影響しているんですけど、どこに注目していいかわからないんです。視線が吸い寄せられるような、印象に残る箇所が無いというか」

武江「そうだなぁ。そもそも、この石組には親石といえるものがないからね。真ん中の向かい合う二つの石、同じようなボリューム感だから」

上野「今回は所謂“三尊石組”ではありませんけど、それでも親石的な主役になる石は必要ということですね?」

※三尊石組……親石、副石、添石といった大小3つの石をメインにした石組。

武江「そうだね。石組に限らないんだけど、目を引く箇所は必要だ。それが水草でも、流木でも」

上野「今回はそれが無いので、見る人の視線が迷ってしまう。だから、なんとなくぼんやりした、散漫な印象を与えてしまうというわけですね」


川島「……二人とも今回ちょっと厳しすぎませんか?」

上野「前回の優勝者だからね。山本さんの実力はこんなもんじゃないでしょ、っていう期待の裏返しということで」

武江「そうそう。本人も作ってるときずいぶん悩んでたみたいだし、ビシバシ言ってあげた方が喜ぶんじゃないかな。愛の鞭だよ」

川島「なるほど……」

上野「というわけで、今回の講評はこの辺で。記念写真のご紹介です」


武江「心なしかいつもより元気がないような……。山本さん、次回もよろしくお願いします」


☆4月の石は黄虎石です。

過去の挑戦者たちの記事はラベル「石組チャレンジ@アクアテイク-E」をクリックすると読めます。

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