2019年10月30日水曜日

世界水草レイアウトコンテスト2018応募作、リセット前に記念撮影!

こんにちは、店長の上野です。2018年の世界水草レイアウトコンテストに応募した水槽、現在も店頭で綺麗に維持していますが、そろそろ2020年の応募作を作るためにリセットすることにしました。
……とはいえ、今も状態良く維持しているので、ただリセットしてしまうのはもったいないと思い、写真を撮ってみました。

作品タイトル:桃源ver.2 撮影日:2019/10/29 撮影者:上野

写真撮影は素人なのですが、手持ちの機材で出来るだけがんばりました。一応、参考までに私の撮影方法をご紹介します。
あくまで素人なりの撮影方法なので、写真撮影をお仕事や趣味にされている方は、読み流してくださいね!
(撮影前の準備は過去記事をご覧ください)

まずは使った機材からご紹介。



デジタル一眼レフカメラ(ボディ:Canon EOS Kiss X80 レンズ:EF-S18-55mm)
Canonの一眼レフ入門機です。普段は主にマクロレンズを装填してお魚の撮影に使っています。



三脚
レイアウトの全景写真を撮る時は必須です。きちんと水平が取れるなら、特別高価なものでなくても大丈夫です。ただ、ある程度重さがあるものがブレなくて使いやすいと個人的には思います。私の場合は外で持ち歩きませんし。コンパクトデジカメやスマートフォン用のものも売っているので、お使いのカメラに合わせて用意しましょう。



リモートレリーズ
カメラから離れた場所でシャッターを押すために必要です。手ブレを防げます。また、カメラから離れて、魚を追いながら撮影ができます。三脚と合わせて、必須アイテムだと思います。それほど高価なものでもありませんので、是非ご用意を。



乳半アクリル板
今回の水槽はミストタイプのバックスクリーンを貼っているので、後ろが透けて写ってしまいます。それを防ぐために、これを一時的に貼り付けました。本当は光を反射しない、ザラっとしたマットな質感のものが良いのですが、とりあえずお店にあったものを使いました。小さい水槽なら画用紙なんかでもいいと思います。ADAのライトスクリーンがあるなら、もちろんそれもいいでしょう。



ドライヤー
水面に風を当てて波紋を作るのに使います。



家庭用のもので構いません。風量調整ができるタイプだと便利です。



ハタキ
これでお魚を脅かして群泳させます。ごめんね。

光源
本当は外付けのストロボがあるといいのですが、持っていないので水槽に設置してあるソーラーRGBをそのまま使いました。

機材はこんなところです。撮影時は水槽に写りこまないように黒い服を着ましょう。また、室内を暗くする必要があります。今回は定休日に撮影したので、撮る水槽以外の全ての照明を落として撮影しました。
つまり、真っ暗な店内、ぼんやり光る水槽の前で、黒い服をきた長髪の30代男性が、ハタキを振り回しながらシャッターを押すという絵面が完成したわけです。外から見たらやべー奴です。完全にやべー奴です。いったい何の儀式でしょうか?
詳しい撮影方法は私も人に教えられるほど詳しくないのですが、世界水草レイアウトコンテストの公式サイトに載っている「コンテスト応募写真の三大原則」は最低限守っています。以下、引用です。詳しくは公式サイトを見てください。
[大原則1]必ず水槽全体を正面から撮影する。
レンズの中心と水槽の中心を合わせるようにします。
[大原則2]カメラの内蔵ストロボは発光させない。
水槽のガラス面に光が反射して水槽の中が見えません。
[大原則3]露出とピントをきちんと合わせる。
水景がきちんと写っていないと正当に評価できません。

その他、基本的な撮影方法ですが、私がここで書くよりも、まずはお使いのカメラの説明書を読んでいただくのが一番だと思います。ちなみに私はいまだによくわかっていません(笑)

そんなこんなで、苦労しながら撮影したわけですが、ここで、アクアライフの石渡カメラマンに撮ってもらった応募写真を見てみましょう。

作品タイトル:桃源 撮影日:2018/5/22 撮影者:石渡カメラマン


……はい、差は歴然ですね。この作品は36位だったのですが、私が自分で撮影していたら、もっと下の順位だったでしょう。
ところで、撮影技術以外にも、水景に変化があるのがわかりますね。キューバルドウィジアやアマニア等の葉の大きいものをはじめ、コンテスト応募時には植えていなかった水草がたくさん入っています。また、お魚もネオンドワーフレインボーからプラチナホワイトエンゼルに変更しました。
今の水景は、コンテスト的にはおそらく評価されないレイアウトだと思いますが、個人的にはとても気に入っています。立ち上げからほぼ2年経つこのレイアウト、まだまだ維持可能なので、少し残念な気もしますが、そろそろ思い切ってリセットします。今週末からの三連休はまだこのままにしておきますので、是非、見にいらっしゃってください。

最後にこっそり書きますが、2019年の世界水草レイアウトコンテスト応募要項から「スマートフォンでの撮影禁止」の文言が消えました。コンパクトデジタルカメラやデジタル一眼レフカメラなどで撮影した画像データでご応募ください」とは書いてありますが、スマホ撮影禁止とは書いてありません。ADAに確認したところ、今後は明確に禁止するわけではないとのことです。ただ、写真を見て評価するコンテストなので、水景がしっかりわかる写真を送って欲しいという点は変わらないようです。
最近のカメラ機能に優れたスマートフォンなら、旧型のコンパクトデジカメより綺麗に撮れる場合もあると思います。最低限、三脚は用意した方がいいでしょう。もちろん、規約違反となる不正な加工はいけませんよ! コンテストに出してみたいけど、わざわざカメラまでは用意できない……という方、一度ご自分のスマホの撮影スペックを確認してみてはいかがでしょうか。


上野

2024.11.21(木)入荷情報

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