2020年2月29日土曜日

石組チャレンジ@アクアテイク-E番外編“Aquarium Tall Man襲来!”

こんにちは、店長の上野です。1~2月の間、お休みさせていただいた“石組チャレンジ@アクアテイク-Eですが、3月は開催いたします!

※石組チャレンジ@アクアテイク-Eっていったい何? という方は過去記事をどうぞ。


簡単にいうと店内の仮組水槽を使って石組を組んでもらい、武江と上野の二人がそれをブログ上で講評する、というイベントです。
ところで、まだ2月ですが、一般の方に先駆けて、特別ゲストに挑戦していただきました! では、さっそくご紹介します。

正面図

上から

お名前(匿名、ハンドルネーム可):Aquarium Tall Man 山本 健太 様

挑戦者からのコメント:
「武江さんに教わった水の流れを意識しました。初めての三尊で緊張しました。右角から水が流れているイメージをしています。なので、左側の水が最も強く当たるであろう石は、あえて平たくして、水で削られたことを表現しました。武江さん、上野さん、2人とも良い人で楽しかったです。ありがとうございました。もっとレイアウト上手になってまた作りにきます」

☆講評、アドバイス(武江、上野)

上野「今回はなんと、大阪のアクアリウムショップ、Aquarium Tall Man(以下、トールマン)の皆さんが遊びに来てくれました!」


武江「遠くからありがとね~」

上野「トールマンさんは新進気鋭のアクアショップ。YouTubeの動画配信にも力を入れていて、最近ではウォーターエンジニアリングの三井社長を招いた回が評判になりましたね」


武江「うちのお客様も結構見てたみたいで、リバース製品へのお問い合わせが増えたね

上野「そして、アクアテイク-Eに来る前日(当日)の深夜には、石組対決をしていたということで、その情熱には頭が下がります」


上野「その上、アクアテイク-Eでも石組チャレンジに参加してくれるなんて……」

武江「おいおい、トールマンさんが自主的にやってくれたみたいに言うけど、おまえがやらせたんじゃないか!(笑)」

上野「そりゃあ、同じプロの方がうちのお店の敷居を跨いだ時点で、その覚悟ありとみなしますよ、私は。……私がトールマンさんの石組を見てみたかっただけなんですけどね(笑)」

武江「うちの上野が無理言ってごめんね、トールマンさん」

上野「……というわけで、お願いしたところ、代表・山田さんの指名を受けて、山本さんが挑戦してくれました!」

武江「まだ22歳ということで、アクアリウム業界の期待の星だね!」

上野「とはいえ、自分でお願いしておいてなんですが、同業の方の講評ってやりにくいですね……」

武江「今更なに言ってんの! 前にもアクアマイスター・芦田さん、ディーアクアリウム・細川さんの石組をけちょんけちょんにしたじゃない(笑)」


上野「あれは社長が私にやらせたんじゃないですか! 大先輩相手に、本当にやりにくかったんですからね……」

武江「そうだっけ?(笑) まぁ、そんなことより講評に入ろうか」

上野「……わかりましたよ。トールマンの皆さんから“忖度なく、辛口でお願いします”とのことなので、遠慮なくいきましょう。今回、石の種類は指定せず、山本さんご自身に選んでいただきました」

武江「龍王石か。三尊をはじめ、色々なスタイルの石組に使える、良い石だね」

上野「三尊石組は初めてだという山本さん、挑戦中に一度だけアドバイスを受けられるシステムなので、武江がアドバイスしました。社長、どんなアドバイスをしたんですか?」

武江「水の流れを意識することが大事だって話をしたよ。水がどこからどこへ流れていくのか、そして、その水流を受けた石がどんな角度・姿になるのか、それを考えて作ろう、って」

上野「なるほど。石を組む上で最も重要といっても過言でない“流れ”の意識の話ですね。そういった点からみると、山本さんご自身のコメントにもある通り、右上からの流れが良く意識されているのではないでしょうか」

武江「そうだね、初めての三尊とは思えないよ!」


上野「では、今度は気になる点に触れていきましょう。中央にある親石のサイズ感・角度は良いと思うのですが、対して左側の石が少し貧弱なように感じます」

武江「そうだね、もう少しボリュームがあってもいいと思う。せっかく迫力ある親石の使い方ができてるんだから、左側の副石にも、それを受け止められるだけの存在感を持たせたい

上野「でも社長、そうすると今度は右側の石が小さすぎてバランスが悪くなりませんか?」

武江「そうだね、だからといって、右側の石を大きくできるだけのスペースはないし……」

上野「右側の石を大きくした分、親石を左にずらすと、全体のシルエットがおかしくなってしまいますね」

武江「うん、親石はここから動かさない方がいいと思うよ」



上野「単純に一ヵ所を直せばいいわけではなく、全体のバランスを見ながら調整していかなければいけません。石組の難しいところですね。……とはいえ、山本さん、実はこの石組、20分という時間制限がある中で作ってくれたんです」

武江「しかも、三尊は初めてなんでしょ? 全体的に様になってるし、たいしたもんだよ!」

上野「コメントからも、山本さんの真面目で思慮深い人柄がにじみ出ていますよね。こういう、良く考えて作る人って、あっという間に上達する印象があります。……今の内にライバルの芽を摘み取っておきましょうか」

武江「おまえはもう少し落ち着きなさい(笑) ……じゃあ、講評はこの辺で。山本さん、ありがとうございました!」

上野「ありがとうございました。次回の挑戦も楽しみにしています! ……さて、今回の石組チャレンジはこれで終わりではありません! もうお一方いきましょう!」


正面図

上から

お名前(匿名、ハンドルネーム可):トールマン山田 様

挑戦者からのコメント:
「流れを意識した凸型構図のレイアウトです!! 小さい石を使用し、水草が入っていない状況でも映えるように意識しました」

☆講評、アドバイス(武江、上野)

上野「山本さんが60㎝水槽で石組チャレンジをしている間、代表の山田さんが手持ち無沙汰にしていたので、隣の45㎝水槽で黄虎石を使った石組を作ってもらいました。……部下だけに挑戦させるなんて許しませんよ!」

武江「どうした急に(笑)」

上野「上司たるもの、ときには背中で引っ張ってもらいたいものです。……誰とは言いませんが、5月末〆切のコンテスト用の水槽に、まだ水すら張っていない人がいるんです。もう3月になろうというのに。180㎝水槽ですよ? 間に合うんですかね……」

武江「おまえ、俺に嫌味言いたいだけじゃないか!(笑)」

上野「社長、私は“構図は決まったから、あとは水草を植栽するだけ”と聞いてたはずなんですけどね。それがなんですか、気づいたら石を動かしてて、しかも“前より変になっちゃったよー”って! その間、他の仕事は全部私がやってたんですよ?」

武江「わかった、わかった! 悪かったって!(笑) さぁ、講評、講評!」

上野「いえ、納得いくまでやってもらっていいんですけどね、今年は私より上の順位をとってくださいね! ……ごめんなさい、内輪揉めでお待たせしましたが、講評に入りたいと思います。さすが、丁寧に作られたカッコいい石組ですね、社長!」

武江「うん、全体的によくまとまってると思うよ」

上野「“小さい石を使用し、水草が入っていない状況でも映えるように”とのことですが、実際に植栽する際はキューバパールなんかの、高さがでない水草の単植が良さそうですね。高低差があるレイアウトなので、垂れ下がる性質があるニューラージパールグラスも良さそうです」

武江「そうだね。緑が入るとまたグッと雰囲気が変わると思うよ」


上野「親石の選択もいいですし、それぞれの石も流れを意識した角度になっています。社長、気になるところはありますか?」

武江「そうだなぁ、左手前と、親石の根元が少し寂しいというか、安定感に欠けて見えるかな。そこに石を足してもいいね」



上野「なるほど。左からの流れを受けながら、倒れそうで倒れない、絶妙な角度が生み出す緊張感がこの石組の肝だとは思うのですが……。以前、別の挑戦者の方への講評で言及した“緊張感と安定感は矛盾しない”というやつですね!」

2019年7月“石組チャレンジ@アクアテイク-E”エントリーNO.6

武江「そういうこと」

上野「石が水流を受けながらも倒れないのは、土台がしっかりしているから。貧弱な土台だったら“倒れそうで倒れない”ではなく、実際に倒れているはず。水の流れや引力に逆らって、その石がそこに立っている必然性、説得力がなければならない。つまり、安定感の上に緊張感が成り立っている。そういうお話でしたね」

武江「当日は全くそんなアドバイスしなかったけどね。ブログでは酷評していきます(笑)」

上野「石組チャレンジ@アクアテイク-E、毎回そんな感じです(笑) ……最後に、全体としてはいかがでしょうか、社長」

武江「最初に言った通り、全体的にまとまりのある良いレイアウトだと思うよ! 俺のアドバイスした部分だって、結局好みの問題だからね。こういう石組もあっていいと思う」

上野「それでは、講評はこの辺りで。山田さんありがとうございました! 最後に皆さんと撮った記念撮影をご紹介」


上野「しかし、皆さんすごく情熱的な方で、関西の勢いを感じましたね」

武江「おまえが一番うるさかったけどな!(笑)」

上野「ちょっとはしゃいでしまいまして……。Aquarium Tall Manの皆さん、ありがとうございました! 一緒にアクアリウム業界を盛り上げていきましょう!」

武江「いや、おまえは別にいつも通りだったと思うけど……。トールマンさん、ありがとうございました。東京にお越しの際は、またお立ち寄りください」


3月の石組チャレンジ@アクアテイク-Eの題材は、山本さんが選んだ龍王石です! 皆様の挑戦をお待ちしております!
☆3月の石は龍王石です。

過去の挑戦者たちの記事はラベル「石組チャレンジ@アクアテイク-E」をクリックすると読めます。

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