2019年7月26日金曜日

2019年7月“石組チャレンジ@アクアテイク-E”エントリーNO.12

こんにちは、店長の上野です。
 “石組チャレンジ@アクアテイク-E”エントリーNO.12の挑戦者をご紹介します。

正面図

上から

お名前(匿名、ハンドルネーム可):Ka. 様

挑戦者からのコメント:
「広がりとせまいところをまぜてみた。」

☆講評、アドバイス(武江、上野)

上野「右比重の凹型構図ですね。パッと見た感じ、なかなか良いと思いますけど、いかがでしょうか?」

武江「そうだね、親石の選択が良いし、その周囲も上手く組んでる。親石は石組レイアウトの主役、一番目立つ部分だから、丁寧に作りたいね」

上野「それでは、気になる部分は?」

武江「右奥上部から左手前下部への流れを意識した石組になると思うんだけど、いくつか流れに逆らった配置、角度の小石があるのが気になるかな」

上野「なるほど。では、わかりやすいようにマーカーを入れてみましょうか」


武江「赤丸をつけた二か所、不自然に流れと真逆を向いちゃってる。青い矢印のような水流だとしたら、この角度でとどまらないはずだよ」

上野「親石を見るとわかりやすいですよね。左手前に傾いています。この親石を傾けるほどの水流があるのに、小石がそのままでいられるわけがない、ということですね」

武江「そういうこと。流れに関しては俺も散々天野さんに言われたなぁ。石組に関しては、一番怒られたのは俺なんじゃないかな」

※天野さん……アクアデザインアマノ及びネイチャーアクアリウムの創始者、故・天野尚氏。石組レイアウトの提唱者。

上野「それだけ難しいということですね。社長、今回の石組はまだ崩していないので、実際に手を入れてもらっていいですか?」


武江「石は変えずに、配置と角度をいじってみたよ。こんな感じかな」

上野「流れに対する引っ掛かりがなくなりましたね」

武江「あくまで一例なので、実際には何回も組みなおしてしっくりくる角度を見つけなきゃいけないけどね」

上野「なるほど。ところで社長、これは完璧だ! って思う石組ができたことってありますか?」

武江「好きな石組はあるけど、完璧な石組はないよ(笑) 天野さんですら、組んだ後に「あそこはこうしてもよかったな」ってこぼすことがあったんだからね」

上野「天野さんでもですか。まさに終わりなき探求ですね。……さて、こんなところで、講評を終わりにしたいと思います。社長、最後に何か一言」

武江「最初に言った通り、親石周りが上手く組めているし、広がりを感じる良い石組でした。将来性を感じるね」

上野「それでは、最後に記念写真をご紹介します」


武江「Ka.さん、挑戦ありがとうございました」

まだまだ皆様の挑戦をお待ちしております!

☆今月の石は黄虎石です

過去の挑戦者たちの記事はこちら
2019年7月
エントリーNO.1 ずいしょー 様
エントリーNO.2 Shu.Nishikori 様
エントリーNO.3 Hiroaki 様
エントリーNO.4 やまち 様
エントリーNO.5 しげ 様
エントリーNO.6 タッツー 様
エントリーNO.7 青木あや 様
エントリーNO.9 Xbp.ch/Platy.ch 様
エントリーNO.10 あひる 様
エントリーNO.11 zono 様

【第14回】2024年11月“石組チャレンジ@アクアテイク-E”優勝候補が3名に絞られました。

店長の上野です。 先月開催した第14回“石組チャレンジ@アクアテイク-E”ですが、15名の方にご挑戦いただきました! 皆様、ありがとうございます。 私にしては順調に講評記事をアップしておりまして、既に全員分を公開済です。 というわけで、あとは優勝者の発表を残すばかりとなりましたが...